オルガンホールを夢見て

軽井沢のヴィラ・セシリアにて


2008年8月9日
 
軽井沢のヴィラ・セシリアにて
「魅惑のバロック・ヴァイオリン」ヴァロック・ヴァイオリン
 
 桐山建志、オルガン:和田純子を聴きました。オルガンはガルニエのポジテイフです。
ヴァイオリンの演奏が始まるやいなや、一体この響きのなかでどうやって音楽を作り上げるのだろう?!という思いで心がいっぱいになりました。響きすぎる空間なので音の連なりが大きな固まり、へたをするとおだんご状態になってしまうのです。でも聴き進んでいくうち、疑念や不安は吹き飛んでしまいました。残響が長すぎるこの空間の響きを上手に利用して、大きな音楽を作り上げていきました。バッハのシャコンヌは圧巻で、オルガンの響きに全身を包まれている時の感覚と同様の、巨大な音楽の宇宙の中心に身を置いているようでした。
オルガンも一つ一つの音を切り離し、大切な音を強調し、響きのおだんごにならない工夫がなされていました。
ここでひとつの教訓を得ました。最適の響きを求めている私ですが、どんな響きの状況においても、それをうまく利用するという方向性であるなら、良い演奏、良い音楽というのは可能であるということです(楽器によっては本当に不可能ということもありえますが)。
ヨーロッパの大聖堂のような響きのこの空間には、イタリアのオルガンが合う、と和田純子さんがおっしゃっていました。イタリアのオルガン設置後がまた楽しみです。


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フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

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「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

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リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

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*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします