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ツトムの誕生

 ルーの誕生に悪戦苦闘した30分後、割合すんなりツトムが生まれました。しかし、生まれたはいいけれど、ぐったりして泣きません。それに小さすぎです。夫に電話しましたが、またしても夫はつかまらず、夫の友人が「頭を下にして逆さに振って!」との指示。恐る恐る足を持って逆さに振りましたが、鼻からジワーッとお汁が垂れるだけで、ツトムの状況は変わりません。また電話しましたら、夫の友人が「鼻を吸ってみて!」との指示。子供の鼻水もすすってやったことが無いのに、どうして仔犬の鼻なぞ吸えようか!と心が固まりましたが、一刻の猶予もならないこの緊迫した状況で迷ってる間はありません。意を決し、鼻をすすってはペッと吐き出し、また吸っては吐き出し、を繰り返しました。

 ツトムは母犬のお腹の中に長い時間入っていたので、羊水をたくさん飲んで(吸って)しまっていたのですね。鼻の羊水をきれいに出したら、弱く息をし始め、クーンクーンと泣き始めました。

 泣けばもう大丈夫です。ナナは一生懸命ツトムの世話をし、難なくおっぱいにもありつけました。

 篤志の方々のご寄付により、フォルテピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器



 





「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。