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ルーの手術

 麻酔がかけられるくらい大きくなった生後5カ月、4月14日に、ルーは断脚手術を受けました。

 右後ろ足を太ももから全部取ってしまうか、あるいは太ももは残してその先を取ってしまうか、選択を迫られました。途中までしかない右後ろ足も動かしながら、上手にバランスを取って逆三輪車のような格好で、飛びながら歩くルーです。将来的に、医学的に、どちらが良いのか分からないながら、折角残っている足を全部取ってしまうのが忍びなく、太ももは残してもらうことにしました。

 いよいよ手術の日、夫が運転する車の中では、クーとの別れの時と同じように、スキンシップをたくさんしてあげました。動物病院はルーにとって、恐怖の場所。痛い思いを何度も経験した場所です。その場所にまたもやルーは連れてこられ、今度は足を切り取るのです。考えただけで、ぞっとしてしまいます。

 心を鬼にして、氷のように固くして、ルーを獣医さんに預けて帰りました。

 預けた日に、手術は行なわれました。「無事、手術は済みました。」との電話を、午後遅く動物病院からいただきました。

 麻酔から覚めた時のルーを思うと、いたたまれません。ガタガタ震えて、食事ものどを通らないのではないか・・・・

 大手術なのに、1泊くらいで帰されたと思います。迎えに行くと、包帯で片方の足の太ももからお腹にかけて、包帯でぐるぐる巻きにされたル―がいました。痛がる様子はありません。「いい子だった」とのこと。

 可哀そうで可哀そうで、痛くないところを優しく撫でながら、夫の運転で帰路につきました。

 篤志の方々のご寄付により、フォルテピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器



 





「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。