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ルーの散歩

 生後3カ月を過ぎ、予防注射を済ませれば、仔犬たちも散歩に連れ出せますが、足に傷のあるルーは、傷口から黴菌が入ってはいけないので、初めは留守番をさせていました。いつも4番手のルーです。のけもの扱いには慣れているルーです。他の仔犬がうれしそうにリビングを飛び出しても、隅の方でうずくまってじっと見ているだけでした。

 ある時、絆創膏を貼ってみては?と思いつきました。骨が覗いている傷口に、市販のガーゼ付き絆創膏を貼り、恐る恐る連れ出してみることにしました。傷の所が汚れないように、泥にはまらないように、細心の注意を払いながら。

 後ろ足1本でジャンプして、前足2本で着地して、ピョンピョン進みます。どちらかというと、ゆっくり歩くのは苦手、止まるのも苦手、速めに弾みながら進みます。

 散歩から帰ると絆創膏を剥がすのですが、これが一苦労でした。粘着力の弱い絆創膏では散歩中に剥がれてしまいますので、ある程度粘着力の強いものを使います。貼る時は、テープが傷にくっつかないように、毛皮の所につくように貼るのですが、剥がす時は、傷が引っ張られないように、毛皮が抜けないように、どんなに気をつけても、なかなか剥がれず、結局いつも傷が引っ張られ、ルーはヒ―ヒ―痛がります。

 終いには、絆創膏を貼られるのも嫌がるようになりました。

 篤志の方々のご寄付により、フォルテピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器



 





「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。