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毎日が大運動会

ナナとチャーリー 生後2カ月過ぎて、8種混合の予防注射を打つまでは、仔犬は外に散歩には出せません。

 歩けるようになると、室内の柵に閉じ込めておくのは、どう見ても窮屈そうでした。

 そこで、毎日1回は、リビングに放してやることにしました。約18畳のリビング。柵の戸を開けると、うれしそうに飛び出します。

 追いかけっこをしたり、じゃれあってプロレスをしたり、思い思いにやりたい放題。タオルを目の前にちらつかせると噛みつくので、我々と綱引き。毛布や段ボールの紙も大好きで、ナナとチャーリーで引っ張りっこをしたり、ク―とつとむで1枚の段ボール紙の奪い合いをしたり、大騒動になります。さすが、ボーダーコリー。走るのは仔犬でも速く、テーブルの下、椅子の下、長いソファーの上を、ビュンビュン駆け抜けていきます。

 でも、大変な問題が1つ生じました。仔犬は、おむつをしていない幼児と同じです。遊んでいる最中も、もよおせばすぐその場に用を足してしまいます。

 思案の末、トイレシートを何枚か、リビングの要所要所に予め置くことにしました。これは大成功でした。柵内にトイレシートを敷き詰めておいたおかげで、トイレシートはトイレ、という認識を仔犬たちは自然に身に着けていたのです。

 この大運動会でリーダーシップを取ったのは、一番体の大きいチャーリーでした。率先して駆け抜け、その後を他の仔犬がついていきます。プロレスも一番強く、タオルや毛布は一番先に獲得して遊びます。

 一番ドジなのはつとむでした。全力疾走するのは良いのですが、よそ見をしてゴ―ンと椅子にぶつかったり、ソファーに上がろうとして前足をかけ、後ろ足2本立ちになったとたん、頭が重くて後ろにドーンとひっくり返ったり、見かけはブンブン吹っ飛んで強そうなのですが、意外に気は弱く、ある時は、ナナとクーに吠えられながら隅に追い詰められ、後ずさりしながらビビってたり。

 クーは、自分が自分が、と我先に甘えてきて、抱っこされるのが大好きでした。ちやほやされて喜んでいる、ちょっと我がままでかわいい女の子、という感じでした。

 では、ルーは?・・・・大運動会でのルーのことは、あまり記憶に残っていないのです。

 篤志の方々のご寄付により、フォルテピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器



 





「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。