オルガンホールを夢見て

オルガンホール基本構想についての話し合い


2009年2月21日
 
オルガンホール基本構想についての話し合い、永田音響設計事務所にて
 
 永田音響設計事務所にて、オルガンホール基本構想の最終決定案(最終と言いつつも修正はどんどん行なわれるのですが・・・)へ向けて、話し合いをしました。ホール構想に関わる野崎さん、草苅さん、永田穂さん、中新井、また広報、宣伝に関わる早川さんの5名です。
 オルガンビルダーである草苅さんを交えての話し合いは、昨年の設立準備委員会初回会合(8月23日)、草苅オルガン工房での話し合い(8月28日)、蔵のコンサート(10月24、25日)以来久しぶりです。ホールの設計が始まってからは初めてでした。オルガンが美しく響くホールを目指しますので、草苅さん、建築家の野崎さん、音響の専門家永田さん同席での話し合いはとても重要です。
 ホールの図面を見ながら野崎さんに説明して頂き、永田さんには音響に関して説明して頂き、草苅さんのオルガン、ホールに対する思いを話して頂きました。建て物の材質、響きに大きな影響を及ぼす内装の材質に関して、この3人による率直な意見のやり取りもありました。オルガンにはやはりコンクリートや厚い漆喰壁のような、硬く、重量のある材質が、内装には相応しいようです。でもそのためには資金がさらに必要となり、1億円は優に越えてしまいます。ハードルは益々高くなります。
草苅さんがご自分の理想に近い自作オルガンのCD(関東学院礼拝堂、13ストップ、今井奈緒子さんの演奏)をお持ちになり、昼食を食べながら皆で聴きました。私はその時は「ながら聴き」でよく理解できなかったのですが、家で落ち着いて聴き直しましたら、理想に近いとおっしゃった意味が、だんだん解ってきたような気がしました(間違っていたらごめんなさい)。私の大好きなルオー礼拝堂のオルガンは確かに質の高いオルガンなのですが、性格的には偏った仕様です。でも関東学院の草苅オルガンは私好みの優しく美しい音色から、バッハの大曲にも充分対応できる、重厚、荘重(きらびやかさまで感じられました)な音色まで、ストップは少ないながらも多彩で、豊かで、バランス良く種々の音色が愉しめるものでした。
最終案では、100名規模、正方形のひと隅に舞台を据え、それをやや取り囲むように客席を配置します。コンサートの時には閉じられた、非日常的空間、わらべ唄の時には、コンサート時の空間+開かれた、日常的空間両方を適宜使い分ける、というオルガンホール構想で、計画を進めていくことに皆一致しました。
 最終案が決定しましたら、今度は次のステップ、寄付金を募る活動に本格的に移ります。
募金のちらしを作り、エコバックを作り、また9月6日「グリムの館」で催すポジテイヴオルガン+2、3の楽器(仮タイトル大塚直哉と仲間たち)のコンサートでオルガンを用いた音楽の魅力を知っていただきます。
 この話し合いの後、永田さんを除く4人が喫茶店でコーヒーを飲みながら、ざっくばらんに話し合いました。これについては別枠で報告いたします。


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フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

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「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

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リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

日本モーツァルト愛好会のホームページ


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*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします