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チャーリーとの別れ

チャーリーとルー しっかり歩けるようになり、体もどっしりと大きくなり、乳歯が生えてきても、まだまだナナのおっぱいが恋しい仔犬たち。中でも、一番体の大きいチャーリーは相も変わらず、先頭を切って我先に、立っているナナの下に潜り込んでおっぱいにかぶりつき、引きちぎるように飲みます。出も悪くなり、歯も当たって痛いのでしょう。終いにはナナも「ウ―!」とうなって怒り、仔犬たちを振り払うようになっていました。それにもめげず、最後までナナのおっぱいにしがみついていたのはチャーリーでした。とても甘えん坊でした。

 私がチャーリーの前にしゃがみこむと、必ず後ろ足2本立ちになって、両手(前足2本)で私にしがみつくので、そんな時はしっかり抱きしめてやりました。
 一番体が大きく、力も強いチャーリーは、常にリーダー的存在でした。また、一番ハンサムでした。つとむはどこか間抜けた顔立ちで庶民的、とすれば、チャーリーは貴公子然としていて気品があり、その名の通り王室の生まれを連想させる雰囲気がありました。
 仔犬4匹全員を我が家で飼う訳にはいきません。里心がつかない内に、かわいい盛りの内に、かわいがって頂ける方の所へ行くことが幸せだと思えました。
 でも、全員かわいい仔犬たち。誰をよそへ出すのかは大問題でした。
 3本足のルーは我が家で飼うしかありません。ドジで間抜けなつとむは、どういう訳かS君が気に入ってしまい、どうしても家で飼いたい!と頑張ります。残るはチャーリーとクーだけです。
 幸い近所の、我が家となんやかやとつながりのあるお宅で、雄犬なら飼って頂けるとのこと。一番ハンサムで、体の模様もきれいで、気品のあるチャーリーは、そのお宅の雰囲気にぴったり!と思えました。チャーリーは月齢3カ月に達する前、2007年1月末 に、そのお宅にもらわれて行きました。
 お宅が近いので、別れはそれほど辛くはありませんでした。

 篤志の方々のご寄付により、フォルテピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器



 





「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。