オルガンホールを夢見て

総合コミュニテイセンタープレイルーム


2009年3月26日
 
総合コミュニテイセンタープレイルーム(宇都宮)
山の音楽舎のワークショップ わらべうたで遊ぼう
 
 NPO法人宇都宮子ども劇場主催で、山の音楽舎の川中美樹さん(川崎市在住)をお招きし、わらべうたのワークショップが行なわれました。
  私は「とんとんやかた」のわらべうたしか体験したことがない状態で、わらべうたの教室を始めてしまいましたので、勉強不足、体験不足を日頃から痛感しておりました。で、これは良い機会!と思い、見学させて頂きました。
  音楽だけでなく、オイリュトミーや劇的な表現も学んだ方のわらべうたですので、表現力が豊かで、子どもたちをぐんぐん引っ張っていく力があり、かつ芸術性も高いものでした。「とんとん」とはまったく違う魅力があり、とても参考になりました。初め緊張していた子どもたちも、だんだん打ち解け、終わるころにはわらべうたの楽しさにすっかりはまってしまっていたようです。
  私は多いに学ぶべき所がある、とすっかり感嘆してしたのですが、一緒につれて行った下の子(「とんとん」経験者)は、冷静さをまったく失うことなく「とんとんの方がいい!」
と言います。私は両方それぞれ異なる良さがある、と思ったので、下の子の思いが理解できずにおりました。多分ブーコ先生のわらべうたに慣れてしまっているだけだろうくらいにしか考えておりませんでしたが、後でよく話を聞きましたら「私はあのわらべうたには乗れない。もっと素朴なわらべうたの方がいい」と申します。
  なるほど、本来子どもが遊ぶわらべうたは、声もそろわず、大きい声で元気に歌い遊ぶ子もいれば、か細い声で目立たなく遊ぶ子もいます(うちの子は後者でした!)。集団で遊ぶ場合も、それぞれが自分に合わせて、自分が楽しいと思うやり方で遊びます。ですから、全体が整って、きれいで、表情豊かで、表現力も豊かなわらべうたというのは、実際に子ども同士で遊ぶわらべうたとはかけ離れているのかもしれない、と思いました。
  それでも、わらべうたの良さを伝え、広めていくためには、山の音楽舎のようなわらべうたもとても必要だと思いました。山の音楽舎のわらべうたは見学しているだけで、面白く、わくわくしました。
  私が自宅の蔵で行なう「わらべうたクラス」は、芸術的感性を拓く方向性でプログラムを組みます。でも、依頼されて指導する時は目的が異なりますので、子どもたちが思い切り遊べることを念頭に置きます。
  それぞれの人が(私も含めて)、表面上はそれぞれ多少異なるアプローチの仕方で、子どもたちの世代から失われつつあるわらべうたを、子どもたちに返してあげようと、努力しています。色々な子どもたちがいます。色々なわらべうたの指導者、伝道者がいて、当然であり、またそれが必要なのです。画一的な教育がいけないのと同じで、画一的なわらべうたというのも、本来のあり方に反するものです。わらべうたは生きています。状況に応じて変化していきます。


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フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

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「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

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リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

日本モーツァルト愛好会のホームページ


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*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします