オルガンホールを夢見て

永田音響設計事務所にて


2009年1月7日 
 
永田音響設計事務所にて
 
 永田穂さん、建築家の野崎さん、私の3人で、オルガンホール縮小案の最終案について話し合いました(まだ本当の意
味での最終案ではありませんが・・・)。
  奏者と聴衆の一体感、親近感、使いやすさを優先させ、正方形のひと隅にステージがあり、そのステージの少し高い所にオルガンを置き、ステージとオルガンを客席がやや取り囲むような感じの空間。これが最近煮詰まってきた案です。パイプオルガンには直方体の空間の方が相応しい、というのが通常の考え方ですが、永田穂さんのお話では、響きの上で問題の無い空間を造ることは可能であるし、小さな空間の場合かえって正方形の方がうまくいく、とのことでした。
  約100席の空間ですので、「わらべうた」もできる空間にしては、との提案がありましたので、オルガンと「わらべうた」の共存が可能な空間を考えていかなくてはなりません。これはひとつの大きな問題です。オルガンはじめ他の楽器や歌のコンサートは静かに、落ち着いて、耳を澄ませる空間。「わらべうた」の空間はこの要素+子どもが自由に動き回れる空間でなくてはなりません。また、「わらべうた」は外で遊ぶこともあります。
  どうしたものかと3人で考えあぐねておりましたら、ふと良いアイデアが浮かびました。オルガンの空間は非日常的、閉じられた空間、「わらべうた」の空間は日常的、開かれた空間です。そこで、オルガン等コンサートの時は扉を閉め、聴くことに集中できる空間とし、「わらべうた」の時は扉を開き、客席の一部(椅子は可動式なので好きなように並べ替えられます)とロビー(ロビーからは外も見えます)を使って、子どもが大きく動ける、開かれた空間が確保できるようにする、という案です。
  この方向性で野崎さんに再度図面を描いて頂くことになりました。
 


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フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

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「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

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リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

日本モーツァルト愛好会のホームページ


“BeyondEMS事業=商社企画型近未来EMS事業”で世界の近未来産業を切り拓く
*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします