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壬生町「さくらんぼ共同保育園」クリスマス会
2008年12月25日
壬生町「さくらんぼ共同保育園」クリスマス会
小さなみかんに小さなろうそくを刺して大きな子から点火していくキャンドルサービスで始まります。その間ピアノで静かに、おごそかに、できるだけ美しく「きよしこの夜」を弾きました。
キャンドルサービスが終わると明かりをつけ、絵本「いちばんはじめのおくりもの」(女子パウロ会出版)を読み聞かせます。キリスト教を知らない子どもたちに、クリスマスの意味を伝えるのに、これ程ふさわしい本を他に知りません。主人公の男の子が、いちばん大切にしていた小羊を、イエスさまが寒そうだからと思って、あんか代わりに
プレゼントしてしまうお話です。
「私もいちばん大切にしている音楽をプレゼントします」と言って(いくらプレゼントしても私から音楽が無くなるということはあり得ませんが・・・)、ピアノ曲を3曲弾きました。湯山昭作曲「ソフトクリーム」、超有名な「エリーゼのために」2曲は静かに聴いてもらい、最後の堤政雄作曲「アヒルのチャールストン」では音楽を聞きながら、自由に体を動かして、踊ってもらいました。
ここ何年か頼まれて続けていますが、今回ほど静かに演奏を聴いてもらえたのは初めてでした。きっと私の腕が上がったのでしょう!子どもはとても正直です。音楽が私のなかで納得のいくように仕上がっていないと、本当に聴いてくれません。
演奏者と子どもたちがとても親密な関係の中で、生の演奏を聴かせる、ということが、私の音楽教育のひとつの大きな柱です。オルガンホールの縮小案は、こういうことがやりやすい空間となるでしょう。