オルガンホールを夢見て

オルガンホール設立準備委員会第2回


2010年2月9日
 
オルガンホール設立準備委員会第2回
永田音響設計事務所にて
 
 2008年8月に第1回会合を開いてから、実に1年半経ってしまいました。この間、それぞれの専門分野において、専門的な内容の話し合いは、少人数で何度も積み重ねてきました。しかし、全員の参加をお願いしたのはこれが2回目でした。今回の出席者は、今井奈緒子、小野田良子、草苅徹夫、中新井紀子、永田穂、野崎隆雄、早川雅之の7名です。
  昨年グリムの館でポジティヴオルガンを用いたコンサートを開いて以来、委員の間で、私がポジティヴオルガンを所有していると良いのでは?という意見が幾度となく聞かれるようになりました。初め躊躇していた私も、次第に心を固め、自己資金で購入しようと思いました。ポジティヴオルガンを購入するに当たり、どのようなポジティヴがふさわしいのか、委員の方々のご意見を仰ごうと思い、今回の委員会を開催しました。
  どうせ置くなら、ここでしか聴けないオルガン、というが良いのではないか?将来的に拡張が可能なオルガンが良いのではないか?等、あれやこれやアイデアが出ました。
  で、購入したオルガンを一体どこへ置くのか?という話題になり、私が「旧宅に置く以外にない」と申しましたら、それは良くない、という話から、蔵を拡張しては?という話に進んでしまいました。
  蔵を拡張したい、という思いはそもそも私が西方町の現住まいに引っ越してきて、蔵にオルガンを入れたいけれど狭すぎて無理、と判断された時、切実に望んだことです。でも、当時、蔵の壁を切り、異素材で繋ぐことは大変危険視されました。もし壁が崩れたら、元も効もありません。
  「では、可能かどうか調べ、かつ検討してみましょう。」と建築家の野崎さん。
  蔵の拡張が可能かどうか、可能だとして、どれくらいの大きさに拡張できるのか、このことが確定しないと、オルガンの大きさも決められません。
  蔵がの拡張が可能であるなら、自己資金すべてをそのことに投入し、コンサートの場所をきちんと確保することが、将来的にも良いのではないか?という意見も出ました。演奏する側にとっても、現在の蔵では狭すぎるのです。
  ポジティヴオルガンが先か、蔵の拡張が先か、いずれかを選択しなければなりません。
  もうひとつ議題に上がったのは、地元で私が最近関わり始めた「下野楽遊」との関係です。この団体は自ら演奏もするし、プロの演奏家を招いてのコンサートも開くアマチュアの団体です。練習に参加(私は今のところ演奏には加わらないで、聴いているだけですが)してみると、のびのびと心のこもった演奏をし、また桐山さん(何と桐山建志さんが指導者だったのです)の指導がおおらかで、かつ締める所はきっちり締めて、とても好感が持てました。私はこれまで地元でたった独りでやってきましたが、いい加減独りでやることが嫌になり、音楽に関して何かを共有できる人に出会いたい、と思っていた矢先でした。
  我々「オルガンホールをつくる会」と何らかの関係が持てるかどうか、色々話し合いました。一方はアマチュア主体の団体、一方は各分野の専門家の集まり、でも共に音楽を愛する集団であることに変わりはありません。しかし、今の段階では、直接的関係を持つのは難しい、との見解でした。まあ、私が個人で参加して、愉しんで、孤独から解放される、ということに大きな意味がある、ということになりました。いつか、協力し合える時もやってくるかもしれません。
  さて、これからしばらくは、蔵の拡張案を様々な方面から検討していくこととなります。今の蔵の雰囲気は出来る限り残したいと思いつつ、思い切ったことをしないと、先へは拓かれないのかもしれませんし、どうなりますことやら・・・


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フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

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「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

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リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

日本モーツァルト愛好会のホームページ


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*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします