オルガンホールを夢見て

西方音楽館 第9回コンサート


2008年10月24日・25日
 
西方音楽館 第9回コンサート
 
 毎年恒例、我が家敷地内の蔵でのコンサートです。今回ははるばる逗子からオルガンをお借りし、ポジテイヴオルガンとソプラノの協演です。ポジテイヴオルガン今井奈緒子さん、ソプラノ鈴木美紀子さん。
 築約150年木造漆喰壁のこの蔵の中に、元々オルガンを入れたいと思っていました。「この蔵でパイプオルガンを聴く」という夢あるいは幻でしか無かったことが、今、実現しました。
 このポジテイヴオルガンを制作した草苅徹夫さんも小淵沢から駆けつけて下さり、設立準備委員会の他の方々永田穂さん、永田美穂さん、野崎隆雄さん、早川雅之さんも聴きにいらして下さいました。オルガンを貸して下さった森本薫さんも奥様と一緒にいらっしゃり、奥様に食事の準備のお手伝いをたくさんしていただきました。今回は精神的にも肉体的にも、心強い仲間に恵まれたコンサートでした。
 たった3ストップしかないあんな小さなオルガンから、種々の音色が引き出され、魅力的な音楽が奏でられました。
ソプラノは緊張した宗教曲の後休憩をはさんで、魅惑的な世俗曲が歌われ、ふっと肩の力を抜いて恋の思いに共感しておりました(音楽を言葉で表すのはとても難しいです!貧しい言葉ですみません)。
 オルガンをお聴きになった方々の感想は「とてもきれいな音色だった」、「オルガンがあんな柔らかくて、美しい音色だとは思わなかった」、「オルガンはリコーダーに似ているのですね」、「心が癒される」というものでした。2日目最後のコンサートの後、私の教会の関係者、私のピアノの生徒を交えて、賛美歌を歌ったり、それぞれ思いのままにオルガンを弾いたり、とても心温まるひと時を持つことができました。「オルガンがあるとコミユニテイが生まれる」という今井奈緒子さんの言葉を人伝てに聞きました。オルガンが真ん中にあると温かい思いが広がるかもしれません。
 今回お借りしたオルガンと同種のオルガンを、草苅オルガン工房の広い空間で8月28日に試奏しましたが、その時の澄みきってどこまでも響きわたる艶のある音色は、我が家の蔵では聴けませんでした。我が家の蔵がせめてあと3倍大きければ、今回の歌声もオルガンももっとゆとりのある響きで聴くことができたと思います。でも草苅さんが「この蔵はとても音の質が良い」とおっしゃって下さいました。野崎さんも、永田穂さんも「品格のある、とても良い雰囲気のコンサート」とおっしゃって下さいました。
 素敵な演奏をして下さったお二人、オルガンを貸して下さった森本さんにこの上ない感謝の気持ちを抱きつつ、コンサートは聴きにいらして下さる方々の支えが一番大きいので、大切な時間を蔵のコンサートのために割いていらして下さった皆様にとても感謝しております。
 
 来年5月ごろ(時期も出演者もまだ未定)グリムの館(旧石橋町)に同じオルガンを運び入れ、オルガン+2、3の楽器でコンサートを計画中です。現在実行委員を募集中です。仕事は宣伝、ノルマの無いチケット売り、協賛金集め、当日の手伝いです。このうちひとつだけのご協力でも結構です。お手伝いいただける方は西方音楽館までメール、ファックス等でご連絡下さい。実行委員会はおそらく当日までに3回くらいです。


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フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

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「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

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リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

日本モーツァルト愛好会のホームページ


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*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします