3本足のルー
3本足のルー

クーとの再会


 クーは、ペットショップのガラスケースに1週間ほど入ったのち、買われて行きました。夫はその間、そーっと見に行ったそうですが、私は涙が溢れそうで行けませんでした。
 
 買われて行った直後、ペットショップのオーナーが替わり、買い手の情報を得ることが困難となりました。
 
 どこの、どんな人に飼われているのか?・・・・スキンシップが大好きで、抱っこされるのが大好きな甘えん坊なのに、庭の隅の方につながれ、散歩もろくにしてもらえず、泥まみれになって、寂しい思いをしているのではないかしら?と頭に思い描くのは悪いことばかり。心配で心配でなりませんでした。
 
 どういうルートでか、夫がやっと飼い主を突き止めたのは、1年も過ぎた頃でした。
 
 我が家に飼い主ご夫婦とクーがいらして下さる、とのご連絡をいただいた時には、チャーリーがうれションした時みたいに、私は狂喜してしまいました。
 
 およそ1年ぶり出会うクー。我が家のリビングに入ると、飼い主のご主人にしがみつき、抱っこしたまま、下へ降りようとしません。生まれた場所なのに、大運動会をした場所なのに、すっかり忘れてしまったようでした。
 
 今の名前はポコちゃん。上品できれいな顔立ちの、でも繊細で少し臆病な犬に成長していました。
 
 我が家の子ども達、ナナ、つとむ、ルーも一緒に、少し離れた公園に遊びに行きました。
 
 ポコちゃんは、母犬、兄弟犬のこともすっかり忘れ、我が家の3匹と子供達の激しい遊びに恐れをなして、一緒には遊べませんでした。挙句の果てに、つとむがポコちゃんに喧嘩を吹っ掛けて、取っ組み合いを始めてしまいます。すっかりおびえてしまったポコちゃん。ポコちゃんにとっては、さんざんな、最低な1日だったことでしょう。
 
 でも、良い飼い主さんに飼われ、大事に育てられていることが分かり、私たちの方は一安心、やっと心配から解放されました。


仕切線
フォルテ・ピアノ
 篤志の方々のご寄付により、フォルテ・ピアノが、西方音楽館 木洩れ陽ホールに設置されました。
 クリストファー・クラーク1994年製
(A.ヴァルター1795年モデル)
 故小島芳子愛用の名器

 

 
 

館長のコーナー
 

まず、西方音楽館 木洩れ陽アップルパイ を販売します。

区切り線
区切り線
区切り線
区切り線

「3本足のルー」が完成しました。ルーが教えてくれたことは、「子供が育つ」ということ、さらに「人間が育つ」ということへの、励ましとヒントになりました。

区切り線
区切り線
リンク
日本モーツァルト愛好会 日本モーツァルト愛好会

日本モーツァルト愛好会のホームページ


“BeyondEMS事業=商社企画型近未来EMS事業”で世界の近未来産業を切り拓く
*ヒューテックの商品は、西方音楽館でも販売いたします