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なぜ、今、「わらべうた」か?
2011年3月4日
なぜ、今、「わらべうた」か?
2月7日(月)、栃木市さくら保育園3Jホールで、栃木市子育て支援センターの依頼により、「わらべうた」をやりました。2歳以上の親子30数組+保母さん約10名、総勢約80名。
人間関係が希薄になっている現代、親による虐待が類を見ないほど増えている現代、親子のきずなを強めるため、友達との繋がりを深めるため、体ごと直に触れあって遊ぶ「わらべうた」はとても役に立ちます。集団で遊ぶわらべうたは、子供の社会性も育てます。
日本人古来の感性、情緒に基づくわらべうたは、子供の心の安定ももたらします。
本来、生の声で、せいぜい多くても10数人で遊ぶのがベストですが、出来る限りたくさんのお母さん方に、わらべうたの楽しさ、面白さ、重要さを知って頂きたいため、マイクを使って、大勢の親子を誘導しつつ遊びました。
子供達は、お母さんの腕に抱かれて、お母さんの温かなお風呂に入ったり、お母さんのひざの上でお舟を漕いだり、お母さんの馬に乗ったり、またお母さんと一緒にお友達をお茶に誘ったり、大きなタオルの4隅をお母さん2人で持った簡易ハンモックに寝そべって揺らしてもらったり、お母さんにおんぶして河童の遊びをしたり、お母さんのぬくもりを
たっぷり感じながら遊びました。
途中で、子守唄を2曲うたい、お子さんのお尻をやさしくとんとん叩きながら聞いてもらいました。
子供を寝かせる時、お尻をとんとんしながら子守唄を歌うお母さんは、最近少ない、と聞いています。おんぶが上手にできない親子もいる、と聞いています。
子育てに関係する日本の文化。迷信も多いかもしれませんが、子育てにとても重要なものもあります。子守唄やおんぶは、赤ちゃんとお母さんの直の触れ合いを自然に促す、とても重要な文化だと思います。
今回は、わらべうたで遊ぶ前の導入部、並び方を変えて頂く中間部で、私の弾くピアノに合わせて、タヌキになって歩いてもらったり、ジャズ風の音楽に乗って走ってもらい、音楽に体と心を合わせる練習も、気分転換として行いました。
子育てには、ぜひ、わらべうたを活用して頂きたいです。