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悲しいことがひとつ
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夜7時過ぎに帰宅した夫、その晩、ナナと仔犬4匹に寄り添って眠っていると、明け方、ナナの異変に気がつき、目を覚ましたそうです。(普段は、あっという間に熟睡し、つついても起きない人なのですが・・・・・)。
もう1匹、生まれそうで生まれないという状態で、ナナが困っていたのです。夫は、嫌がるナナを無理やり押さえつけ、噛みつかれそうになりながら手で仔犬を取り出してやりました。でも、死産でした。最初のお産から実に20時間も経っていました。
夫は、うちの子ども達に気づかれないように、そーっと、庭に埋めてやったそうです。
どうしてこんな難産になってしまったのか?
お腹が大きくなるにつれ、ナナの食欲は異常なほど増していきました。野生ならば、野山を駆け回り、自力で必死にえさを探しまわっていたはずです。ところが、お産が近づきナナのお腹が急激に大きくなってきたところで、夫が可哀そうに思い、散歩の時間を減らしてしまったのです。これがいけなかったのです。お腹の子どもはすくすく成長し、ナナも太り、難産を招きました。
ナナが我が家にやってきたその日から、毎晩母と子のように眠り、成長してからは、親戚のおばさんに「第2夫人ね!」とからかわれたほどの親密さ。夫の過保護が難産の原因でした。